目標8の取り組みをさらに進めるために
行動目標8支援チーム代表 山内 桂子
医療の質・安全学会パートナーシッププログラムで実施している活動紹介データベース、「私たちの活動」展(WEB展示会)、「新しい医療のかたち」賞(医療者・医療機関部門)推薦募集などを活用していただくことで、患者・市民の医療参加を促進できます。7月より2010年度の募集を開始しました。
まず、貴院の行動目標8の取り組みを、活動紹介データベース、「私たちの活動」展(WEB展示会)、「新しい医療のかたち」賞(医療者・医療機関部門)推薦募集などに応募して紹介してください。パートナーシッププログラムのホームページ http://qshpsp.giving.officelive.com/default.aspx に掲載していただくことで、貴院の取り組みを患者・市民に、また他の医療機関にも知らせることに役立ちます。たとえば、菊川市立総合病院の患者向けパンフレット「あなたの安全を守る為の3つのお願い」の取り組みは、私たちの活動展「WEB展示会」と活動紹介データベースに掲載されています。
また、これらに紹介された活動を参考に、貴院に合った活動を企画していただくこともお勧めです。たとえば、第1回新しい医療のかたち賞を受賞した新葛飾病院は、医療安全対策室と患者支援室(患者図書室と相談窓口)を併設することで、医療者と患者・家族との対話の促進を図っています。
さらに、活動紹介データベースには、さまざまな活動(2010年7月現在、約70)が紹介されています。掲載された市民・患者グループの多くは、「医療機関などの要請があれば協力が可能」と回答していますので、貴院で新たな取り組みを始める場合などには、ぜひこれらの団体に声をかけてみることをお勧めします。ご一緒に企画したり活動したりしていただくことで、医療機関と市民との新たな協同が生まれることが期待されます。